声のコンプレックス

2022年7月26日(金)

長崎に住んでいる一番年上の姪が高校生になりました。
もうそんなに大きくなっただねと思います。

高校生になってスマホを持ったことでよくLINEをしてきてくれたり、電話をかけてくれます。
私は近くに住んでなくて、会いたいときにもすぐには会えないけれど、こうして話ができることがとてもうれしく、幸せに思います。

そして姪のKちゃんが
「ひーちゃん(私のことです)の声は透き通っていて、とってもきれい」と言ってくれました。
友だちの声に似てるとのこと

私は8歳の時に初めての手術をしました。
先天性心疾患の子どもはなるべく早く手術をするのが普通なのですが、その当時はなかなかできず8歳になって初めての手術です。
そのときに一度目はうまくいかず、イチかバチかで2回目の手術を連続でしました。
2回目の手術のときに2週間ほど経っても私は麻酔から目覚めなかったそうです。
そのときに酸素チューブが声帯に巻き付き痛みました。

高めのかわいい声だった私は、ガラガラ声で低い声になりました。
母や祖母から「可愛い声だったのに、かわいそうに」と言われました。
小学校6年生のときに女子ひとりだけアルトに分けられてショックを受けました。

その後も声が通りにくいとかあって、私は自分の声にすごくコンプレックスを持っていました。

最初に私の声をいいねと言ってくれたのは学生のころの夫でした。
「うるさくなくていいね」と言ってくれて、体調が悪くて声がでないときもゆっくり話を聞いてくれました。

犬のしつけ教室ではそんな暗い小さな声だと犬はうれしくないと指摘され、しつけ教室の最初の時間は私の声だし練習でとても苦痛でした。
PONOPONOを知って小さい声で話してもいい、その話し方でいいですよと言われてほっとしたことを覚えています。

それでもまだ声のコンプレックスはありました。
姪のkちゃんに「透き通ったきれいな声」と言われたのは本当に思いがけないことで言葉が出ずに、涙が出ました。
ほんとうにうれしかったです。
「そんなふうに思ってくれてありがとう。とってもうれしい。」と伝えました。

声のコンプレックスがきれいに消えてなくなった感じがありました。
母も祖母も私を思って「かわいそうに」と言ったのだろうけど、「かわいそう」という言葉をかけられるやはり子どもは傷つくと思います。
イヌやネコたちも「〇〇でかわいそうだね」というとやっぱり悲しいと思いました。

じゃあ、どうしたらいいのかなと考えました。
例えばコンちゃんは後ろ足も前足も手術をして歩くことが大変です。
「コンちゃんかわいそう」な事態が起こったけれど、今は装具を使いこなしながら自分で調整してお散歩を楽しんでいます。
秋の柿の季節にパワーを貯めて調整しているような感じです。

天候などで痛そうなときもありますが、痛いよとか嫌だなとコンちゃんが言っているときに、どうしたらいいかなと考えたり、痛いの嫌だねと気持ちを考えるようにしたらいいのではないかなと思いました。

ずっと気にしていたことがパチンとなくなることってあるんだと思いました。
私も自分の声を好きになることができそうです。

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