犬を迎えてすぐは困ることがあって当たりまえ
犬を初めて家に迎えたときに、ソワソワして落ち着かなかったり、粗相をしたり、家具を齧ってしまったり、たくさん吠えてしまったりなど困ったなという行動をしませんでしたか?
このままにしておいたら、もっとエスカレートして大変なことになるかもしれない、ちゃんとしつけをしないと困ることが増えてしまうかもしれないと不安になる人も多いと思います。
私もその一人でした。
でもこの困ったと思う犬の行動は、よく知れば当然の行動なのです。
今の日本で犬を迎えるのはペットショップから購入、保健所や愛護団体から譲渡されるという方法が多いと思います。
ペットショップではまだ親兄弟と一緒にいなければいけない時期に一人離され、セリにかけられ、店頭に並びます。
母親のもとで安心して眠り、お腹いっぱい好きな時にご飯を食べて、兄弟たちと一緒に遊ぶということができずに、音楽のかかったショーケースに入れられてしまいます。
孤独と不安と不自由な生活の中で生きています。
保健所や愛護団体から譲渡された犬は捨てられたり、不適切な飼育をされて心も体も傷ついていることがとても多く、またたくさんの犬猫との共同生活などで多くのストレスを抱えています。
つまり、日本で犬を迎えるという時点で犬たちは心身共にたくさん傷ついており、ストレスをいっぱい抱えている状態であるということです。
そしてまた知らない場所、知らない人たちの中にいるというのはとても不安で仕方ないと思います。
その中で粗相をしてしまったり、吠えたり、ソワソワ落ち着かなかったり、部屋の隅からでてこなかったりしても当然のことではないでしょうか。
しつけするより心のリハビリしよう
犬を迎えて、心がけることはまず安心してもらうこと、居心地よく過ごしてもらうこと。
たくさん困ったことをするから、しつけをしないと、色々と教えないとではなく、リハビリをしようと思ってください。
犬は生まれてからたくさんつらい思いをしてきています。だからたくさん労わってあげてください。
〇ポイント〇
家に来たときから犬はストレスをたくさん抱えています。
困ったことをしても仕方ない、今までつらかったねと労わってください。
しつけよりリハビリをしましょう。
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